三田佳子二男、著書で綴っていたシャブの誘惑
覚醒剤で3度目の逮捕となった女優、三田佳子(66)の二男、高橋祐也容疑者(27)。薬物との関係を断ち切らせようとサポートを続けてきた周囲も裏切った形だ。とくに、6年前に祐也容疑者の贖罪ともいえる告白本を出版した月刊『創』編集長の篠田博之氏のショックは大きかった。
祐也容疑者の逮捕が報じられた16日、篠田氏は「とても、残念だ」と声を落とした。1カ月ほど前まで、折に触れて電話で近況報告を受けていたが、「特に異変は感じられなかったのだが…」という。
篠田氏は、祐也容疑者が1998年1月、覚醒剤取締法違反で最初に逮捕されたとき、母親の三田が『創』のインタビューに応じて以来、交流が続いていた。
2000年10月の2度目の逮捕から翌年4月に執行猶予付きの有罪判決が降りるまでの間には、自分の犯した罪を振り返るために父親や篠田氏のすすめで“獄中日記”を執筆。これに、母や篠田氏との往復書簡などを加えた形で告白本『YUYA』(創出版)として、同年12月に出版した。
祐也容疑者は、なぜ覚醒剤に手を出したかについても、くわしく明かしていた。
≪17の時、シャブに手を出したのは刺激があったからと、酒とは違って目が覚めて、カラオケや議論が楽しかったから≫
≪俺の覚醒剤の使用は、身体的な快楽や精神的な多幸感を求めて、の事ではなかったと思ってます≫
≪感性を鋭敏にし、自己の内面世界に入っていくための手段の一つ≫
そして、ハッキリと決別も記していた。
≪何が覚醒剤だよ、本当に。本当に、絶対やめよう。たいしたもんでもねぇよ。下らねぇな≫
拘置中は、宮崎学の『突破者』からトルストイの『戦争と平和』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に至るまで、かなりの読書量で、人間の業と何とか向き合おうと、もがく一面も見せている。
篠田氏は、出版後も電話での交流だけは続けていた。
「彼はいろいろなことをやろうとしていた。不良の時代と違うということを見せようと唐(十郎)さんの劇団や映画でもがんばっていた。最近は『もっと頑張らなきゃね』と励ますと、『自分の生き方が見つからない。うまくいかないんだ』と話していました」
3度目の逮捕に、「とりあえず状況を見て、家族と連絡をとって、こちらからコンタクトをとろうと思う」と篠田氏は困惑するばかりだった。
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