<芥川・直木賞>候補決まる 楊逸さんら13人
第138回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が6日発表された。選考委員会は16日午後5時から、東京都内で開かれる。
芥川賞は7人のうち4人が2回目、3人が初めての候補。中でも注目されるのが中国ハルビン市生まれの中国人女性、楊逸(ヤンイー)さん。中国人が芥川賞にノミネートされるのは初めて。日本語以外を母語とする書き手として、話題になりそうだ。
前作が高評価を得た歌手の川上未映子さん、デビュー作「人のセックスを笑うな」が人気を呼んだ山崎ナオコーラさん、“破滅型私小説”の西村賢太さんら実力派作家がそろった。7人の平均年齢は34.1歳。前回は34歳。前々回は34.4歳だった。
一方、直木賞候補は6人。佐々木譲さんや馳星周(はせ・せいしゅう)さんら人気作家が並ぶ。初候補の井上荒野(いのうえ・あれの)さんは作家、故井上光晴さんの長女。平均年齢は46歳。前回は43.1歳、前々回は46.3歳だった。
◇芥川・直木賞候補作(年齢は1月16日現在)
<芥川賞> 年齢 候補作 候補回数
川上未映子 31「乳と卵」(文学界12月号) 2
田中 慎弥 35「切れた鎖」(新潮12月号) 2
津村記久子 29「カソウスキの行方」(群像9月号)初
中山 智幸 32「空で歌う」(群像8月号) 初
西村 賢太 40「小銭をかぞえる」(文学界11月号)2
山崎ナオコーラ29「カツラ美容室別室」(文芸秋号) 2
楊 逸 43「ワンちゃん」(文学界12月号) 初
<直木賞>
井上 荒野 46「ベーコン」(集英社) 初
黒川 博行 58「悪果」(角川書店) 5
古処 誠二 37「敵影」(新潮社) 3
桜庭 一樹 36「私の男」(文芸春秋) 2
佐々木 譲 57「警官の血」(新潮社) 2
馳 星周 42「約束の地で」(集英社) 5
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