川上 今年で中日と決別…メジャー挑戦へ
川上、決別のサイン-。契約交渉が難航し、自身2度目の自費キャンプ参加中だった中日・川上憲伸投手(32)が5日、沖縄県国頭郡の宿舎で2度目の交渉に臨み、現状維持の3億4000万円で更改した。ただ、川上は球団側の態度に不信感を抱いており、1軍登録日数あと3日で取得するFA権を今オフに行使し、メジャーに挑戦することが決定的となった。
◇ ◇
雨空とは対照的な、すがすがしい笑顔で会見場に現れた。自らの主張は退けられ、提示額も前回交渉時と変わらぬ3億4000万円。それでも判を押した。08年シーズンに踏み出した第一歩は同時に、中日との決別を告げていた。
ここ数年、メジャー挑戦への願望を公言し続けてきた。「チャンスがあるのであれば、もっと上の世界でやってみたい気持ちはあります」。膨らむ夢に拍車をかけたのが、球団側の姿勢と態度だった。
近年、阪神、巨人と常に優勝を争う相手に投げ続けている。年に一度の交渉。数字には表れぬ重圧、貢献度をくみ取ってほしかった。ただ、球団側は勝敗の数字を盾に、川上の主張に耳を貸さなかった。球団への愛着は自然と薄れた。
竜に対する決別を告げたのは元日。親しい関係者にあてた年賀状の中にはこう記してあった。「今まで長い間、大変お世話になりました」。年頭の抱負を述べるのが慣例の賀状に込めた異例の文言。直接的な表現ではなくても、別離を悟らせるには十分な材料だった。
「とりあえずサインしたことで、ここまでの段階は予定通り。あとはケガをしない1年間と、充実した成績を残したい」。中日ラストイヤー。あと3日で取得するFA権。昨年の福留に続いて、今度は竜のエースがチームを去る。
| 固定リンク
コメントを書く
コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

コメント