<米大統領選>共和はマケイン氏優勢 民主は大激戦
米大統領選の候補指名争いは5日、予備選・党員集会が集中実施される「スーパーチューズデー」を迎え、共和党は21州、民主党は22州と米国領サモアで投開票された。民主党はバラク・オバマ上院議員(46)がジョージアなど南部州、ヒラリー・クリントン上院議員(60)が地元ニューヨークなど東部州で勝つなど、史上まれにみる激戦を展開している。共和党は、本命候補ジョン・マケイン上院議員(71)が大票田のニューヨーク州など東部州で勝利を重ね、優位な戦いを展開している。
5日に決まる代議員数は共和党が約1000人(全代議員2380人)、民主党が約1700人(同4049人)。両党とも4割強の行方が定まり、さらに指名獲得に必要な過半数を目指す。共和党は最多得票者が代議員をすべて獲得する「勝者総取り」の州が多く、民主党では候補者の得票数に応じて代議員を比例配分する。
序盤4戦をクリントン、オバマ両氏が分けた民主党は、スーパーチューズデーでも代議員獲得数に大きな差がつかず、決着は持ち越される見通し。選挙戦の長期化は必至だ。
民主党は、オバマ氏が地元イリノイ州に加え、5割を占めた黒人投票者のうち9割近い支持を得た南部のジョージア州や、アラバマ州で勝利。カンザスなど激戦となった州を制するなど半数近くの州で勝利を確実にした。一部の世論調査で、初めて全米でクリントン氏を抜いた勢いを保った。
クリントン氏はオクラホマ州と知事夫人を務めたアーカンソー州で圧倒的支持を得て勝利。また、故ケネディ大統領の弟で、民主党の重鎮であるエドワード・ケネディ上院議員がオバマ支持に回ったマサチューセッツ州でもオバマ氏を下した。
共和党は、スーパーチューズデーまでの序盤の激戦5州で3勝を挙げた共和党のマケイン氏はイリノイ州のほかニュージャージー、コネティカットなど東部諸州で勝利。地元アリゾナと合わせ「勝者総取り」州を次々と抑えた。
しかし、接戦となったジョージア、テネシーなど南部諸州をマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(52)が制し、保守派の地盤で躍進。指名確実をかけたマケイン氏の「王手」を封じた。ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(60)は地元マサチューセッツ州などで勝利したが、ハッカビー氏と保守票を分け合った。
【スーパーチューズデー】 多数の州が集中的に予備選・党員集会を行う火曜日。結果が選挙戦の行方を左右することから「スーパーチューズデー」(決戦の火曜日)と呼ぶ。08年大統領選予備選では、民主党が22州と米国領サモア、共和党は21州で実施する。今回のスーパーチューズデーは史上最も早い時期の開催で、実施州の数も過去最大。
| 固定リンク
コメントを書く
コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

コメント